礼 拝 説 教 要 旨   2015. 3. 8
「あなたがたの間に立っておられる方」
ヨハネによる福音書   1章19〜34節
小 菅  剛  牧師
 荒れ野で叫ぶ声としてのヨハネは、人々の中に立っておられるイエスを見つけた。人々は知らない、気づかない。ヨハネは、人々に「あなたがたの中にあなた方の知らない方がおられる」と語る。ヨハネは自分も消え、人々も消えて、一人立っておられる方だけに人々が目を向けけさせた預言者である。では、このイエスを、ヨハネはどのように証をしたのか。
  第一は、イエスを世の罪を取り除く小羊と証した:29
 ヨハネは人々の罪を鋭く指摘した。人々はヨハネのもとに来て罪を悔い改めて洗礼を受けていた。それが救いでない。ヨハネは祭司の子として儀式宗教、小羊が献げられて罪が赦され神を礼拝するレビ記教育を受けた人であった。しかし、ヨハネは旧約の生贄宗教では人に罪は取り除かれないことを知っていた。この福音書でイエスは7つのしるしを行い、イエスは神の子である。イエスは神の小羊として十字架で献げられて、これによって人々は神に赦されるとヨハネは語る。御子イエスの血がすべての罪からきよめるのである(1ヨハネ1:9)。
  第二は、イエスは、聖霊のバプテスマを授ける方:33
 ヨハネは罪を洗い流す水のバプテスマを授けていた。しかし、イエスは、罪の力をきよめる聖霊の満たしを与えてくださる方であると証をしている。生まれ変わったクリスチャンは犯した罪で苦しむが、それ以上に内側から起こってくる罪の傾向性に苦しむ。自我である。古き肉の性質と呼ばれる。パウロは欲する善は行わないで憎む悪を行うと言って、自分の内に宿る罪の力に嘆いたクリスチャンである。その厄介な内なる自我をキリストはキリストと共に十字架につけてくださり、聖霊が支配して罪の力から解放してくださる。ヨハネは、「泉」「命」「腹から川が流れる」と表現した。聖霊のバプテスマは明け渡しに続く聖霊の支配であり、イエスの賜物である。