礼 拝 説 教 要 旨   2015.10. 4
「闇、神のみわざが現れる」
使徒言行録   12章1〜17節
鎌 野 善 三  師
  教会は、1世紀から現代に至るまで、様々な試練に直面してきました。しかし神は、どのような時にも教会を守り、勝利を与えてくださいました。ここにその実例が記されています。
 一、困難な状況
  ペテロはすでに二度の逮捕経験がありましたが、5章では奇跡的に救出されています。だから警戒も厳重でした。二本の鎖につながれ、4人一組の兵士が6時間交代で見張っています。処刑の日は翌日に迫っていました。絶体絶命の困難な状況でした。現代の日本にはこのような政治的迫害はありませんが、物質中心主義の蔓延、教会の高齢化、教勢の衰退等の困難に悩んでいます。神学校も学生数の低下、建物の老朽化に直面しています。
 二、奇跡的な解決
 しかし御使いが現れ、寝ているペテロを起して、門の外に連 れ出しました。その描写は、4章よりずっと具体的です。
 ペテロ本人でさえ、「現実の事だとはわからず、幻を見ている」とさえ思うほどでした。いつの時代でも、神は人間の考えをはるかにまさるみわざをなさいます。私たちの信じる神は、現代でも奇跡をなしてくださるお方です。そして、もっと多くの学生を与え、学びをするに相応しい建物を備えてくださるはずです。
 三、熱心な祈り
  このような状況のもとでも、「教会では彼のために熱心な祈りが神にささげられて」いました。ところが、実際にペテロが教会の入口に着いた時、集まっていた人々は対応した女性の言葉を信じることができませんでした。ヤコブの時にも祈っていたでしょうが、その時には聞き届けられなかったからかもしれません。私たちの祈りも、このようになる可能性があります。祈ってはいるが、その実現は困難だと思いこんでいるのです。しかし、この天地宇宙を創造された真の神に、できないことはありません。