礼 拝 説 教 要 旨   2015.11.15
「人生の三段階」
詩編  19編1〜15節
小 菅  剛  牧師
 序:ベートーベンは1節から雄大な曲を作り有名(新聖歌493)。CSルイスは「全詩篇の中でこの詩こそ最大のものであり、世界のおける最も偉大な韻文の一つと考える」。
  1、第一ステップは感性・感覚の段階:1〜7
 感性・感覚の美的段階、自然の驚異と神秘。決して詩人は自然を神格化したり、神としてはいない。神に作られた作品のすばらしさに感嘆して歌った。「永遠思う思いが一挙に目覚める」。「なぜなら、神について知りうる事柄は、彼らにも明らかだからです。・・・世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには弁解の余地がありません」(ローマ1:19-20)。宇宙は無言であるが何より雄弁。
  2,第二のステップは倫理・道徳の段階:8〜11
(1)自然のすばらしさは、律法のすばらしさに通じる。彼の魂は、ただに自然を歌い、融合するのではなく、いかに人はよりよく生きるべきかを、人生の課題にしていた人である。人を生かすのは、人らしく生きるのは神の律法にこそ指針、方針、基準があり、読む者、学ぶ者に多くの益(:8~11にもたらすものが述べられる)
(2)その意味では、倫理的、道徳的である。人の道を、人間の教育や学問に尊敬を払いつつ、しかし、神の教えはこれらに勝る。時代を超えた道を見いだした。
  3,第三ステップは信仰の段階:12〜15
(1)律法の熟慮は人に何をもたらすのか。
(2)律法が善で正しいもの、聖なるものであって、益をもたらすが、彼は知っていることではなく、生きることを求めたから。そこに、内に起こる忌々しい課題と直面せざるを得なった。パウロはロマ7章で戒めが来るとの段階。
(3)哲学、教育のから一挙に信仰の世界に飛躍する。購い主(:15)を知る。神は十字架で歴史の中に表された。