礼 拝 説 教 要 旨   2016. 2. 7
「信仰と仕事」
ヨハネの黙示録  2章18〜29節
小 菅  剛  牧師
 「落ち着いて仕事をしなさい」(2テサ3:12)は再臨までのキリスト者への勧め。但し、神を第一にしてである。
 神は、アダムにエデンの園の地を耕し、守る(農業)ことを命じられた(創2:15)。アダムは、長男カインに農業、弟アベルに牧畜業を身につけさせた(創4:2)。カインの子トバル・カインは鉄鋼業者となった(創4:22)。神は、人間に労働を与えられる。「神を喜ばせるのに、ある労働が他の労働にまさるということはない。水やり、皿洗い、靴直しなどになることは、使徒になる事と一つである。皿を洗うことと福音を宣べ伝えることは、神を喜ばせる行為において、全くひとつである」(テンダル)。職業に聖職や卑賤はない。「勤労と倹約の生活は魂に有益」(ジョンウェスレー)、「労働は悪魔の誘惑を防ぐ盾である」(スポルジョン)。神はアダムに「おまえは顔に汗を流してパンを得る」(創3:19)と労働の厳しさ、苦しさも告げられる。単に生活のためだけでなく、労働を通して人となる自分自身の人間形成と社会(他人)にとって役立つのである。神がその人に仕事を与えておられる。キリスト者は神からの職業として召命感を持つことは必要である。主婦もキャリアウーマンも全く同じで、神がその人に与えられている。
 テアテラは、仕事の町で組合が盛んに活動していた。そこに入らなければ仕事ができないのである。テアテラの布は「紫布」として有名で、フィリピで紫布商人ルデアがパウロを通して救われている(使徒16:14)。組合の会合は、テアテラの太陽神テリュムノス神殿で礼拝(イゼベルは太陽神バアルの信仰者、列上16:31)が行われて、飲み会が開催されて偶像に献げられた肉がふるまわれた。続く二次会はみだらなこと(原文はポルノ)が定番であった。成長していた教会であったが、快楽主義キリスト者を大目に見ていることに警告が出された。