礼 拝 説 教 要 旨   2016. 4.17
「小羊の血の力」
ヨハネの黙示録  7章9〜17節
小 菅  剛  牧師
 哲学者でノーベル賞を受けたイギリスのバートランド・ラッセルは死に臨んで「すべてが暗くなる、わたしも暗くなる。わたしのすべてが失われる」と言って息を引き取りました。ドイツの文豪ゲーテは、死に臨んでカーテンを開けさせて「もっと光を」と言って死にました。「心臓の鼓動は、墓場への行進曲」とデンマークの神学者キルケゴールは言っています。人は生きたように死んでいきます。死の解決がない人生は、人生の全てが解決されていません。聖書は、死人の中から復活されたイエス・キリストが中心に記されています。イエスの復活によって不滅の世界が明らかにされました。
 「苦難と栄光」は聖書を読む鍵です。イエスは苦難を受けて死後の世界の栄光を受けられました。神を信じる道は、成功の道と言えませんが、栄光への道です。今日のテキストに死後の世界が啓示されています。
  1、大群衆
 これはキリスト者の未来です。世界中の人びとが神の前(天国)にいます。もちろん日本人もここに入ります。イエスは、命の道は狭く、門は狭く、見出すものは少ないと言われました(マタイ7:13,14)が、ここには大群衆がいます。彼らは、白い衣を着て、勝利と感謝のしるしのなつめやしの枝を手にして「救いは、神と小羊とのものである」(10)と歓声を挙げて神を礼拝しています。
  2、小羊の血で
 彼らは大きな苦難を通った人々でした。彼らは、殉教者(6:11)であり、額に救いの印をつけられた14万4000人(3,4)であり、また「あなたがたは世で苦難がある。しかし勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」(ヨハネ16:33)のキリスト者です。彼らは、キリストに十字架の血によって罪が清められて白い衣(正しい神との関係)が与えられた人たちです。彼らの死後の世界は礼拝です。神の住まいに住み、満ち足り、慰められます。