礼 拝 説 教 要 旨   2016. 5.29
「再び預言しなさい」
ヨハネの黙示録  10章1〜11節
小 菅  剛  牧師
  イエスは弟子たちにマタイ福音書24章25章で世の終わりについて語られた。オリーブ山で語られたのでオリーブ山説教、また小黙示録と呼ばれる。その中で「御国のこの福音はあらゆる民への証として、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る」(マタイ24:14)と言われた。ヨハネは、天使の手から開かれた小さい巻物を受け取り、食べた。天使はヨハネに「あなたは、多くの民族、国民、言葉の違う民、また、王たちについて、再び預言しなければならない」(:11)と命じられる。
 黙示録10章と11章は、第六と第七のラッパの間にある。第七の天使がラッパを吹くとき、神の秘められた計画が成就する」(:7)とあり11章15節に神の国の完成成就が描かれている。よって、神の国の完成の前に神の言葉は世界に再び語られる。
 力強い天使が降ってくる(:1)。両足は地と海の上に立つ。世界宣教を果たされる天使にふさわしい立ち方である。ヨハネはこの天使が叫ぶと雷の語る声を聞く。ヨハネは言葉を聞いたが、秘めておけと言われる。ならば私たちは聞く必要はない。終末に関することであろう。「もはや時がない」(:6)とは「もはや時が延ばされることはない」(新改訳)が原文に近い。時間がないのではなく、神の国の完成は、必ず起こる、その時に向かって急いでいる、遅れることはないとの意味である。
 開かれた小さな書物は、広い意味で聖書の福音であり、狭い意味では黙示録であり、終末に関するものである。神は世界に福音が証されて、殉教者の数(6:11、7章の神の民の数14万4000人)が満ちるまで世界に福音を満たされる。そこに神の愛と神の忍耐を見る。あなたを愛して福音をあなたに届けられる。そのために神はあなたを必要としておられる。「私を遣わしてください」と祈れ。