礼 拝 説 教 要 旨   2016. 6.12
「女と赤い大きな竜との戦い」
ヨハネの黙示録  12章1〜6節
小 菅  剛  牧師
 「竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた」(:4)、これが神の歴史である。「その子は、鉄の杖ですべての国民をおさめることになっていた」(:5)、メシア詩編2編に「お前はわたしの子、・・・お前は鉄の杖で彼らを打ち」(:7〜8)と預言され、「神はイエスを復活させて、・・・あなたはわたしの子、わたしは今日あなたを産んだ」(使徒13:33〜34)から、女が産んだ子はイエスである。
 女はイエスを産んだマリヤを含めた教会(旧約では神の民)を指し、赤い大きな竜はサタンや神の敵の総体(思想、哲学、民族、国家権力など)を表す。神の歴史は女と竜の戦いの歴史である。
 創世記は「闇が深淵の面にあり」「神は『光あれ』と言 われたで始まる(創世記1:2,3)。闇は光に勝たなかった(ヨハネ1:5口語訳)。エデンの園で蛇はアダムを誘惑して成功したが、神はメシアを約束される(3:15)。竜はメシアの誕生を阻止する。アブラハムをエジプトで、イスラエルはエジプトで滅亡の危機を迎える。エジプトを出た民をアマレクは襲う。ユダのヨシャパテ王の息子ヨラムと北サマリヤの王女アタリヤとの婚姻は偶像崇拝という内部腐敗から滅ぼそうと。バビロンからの帰還も。
 イエスが生まれたときはヨセフの従順によってマリヤは守られ、ヘロデ王はイエスを殺そうとする。悪魔はイエスを荒れ野で試み、民衆はイエスを王にしようとするがイエスは避ける。ペテロはイエスの十字架行きを妨げようとさえする。ゲッセマネでサタンはイエスを肉の思いに従わせようと働く。サタンはユダを用いてイエスが十字架無くして王にさせます。十字架のイエスを強盗や人々はイエスを十字架から降ろさせようとします。
 ヨハネの時代はローマ帝国の大迫害。神は常にイエスと共同体を守られる。なんと荒れ野が神の備えられた所。