礼 拝 説 教 要 旨   2016.11. 6
「獄屋の中の礼拝」
使徒言行録   16章6〜34節
二 宮  友 子 師
 使徒言行録は、弟子たちの伝道記録であり初代教会の歴史とも言われている。16章は、15章末尾から始まったパウロの第二回伝道旅行の記録である。しかし、出発間際に第一回伝道旅行の同労者であるバルナバと意見の相違から、互いに別々の道を歩むこととなった。
  神の導きを確信する:6〜10
 パウロ一行は、アジア州で御言葉を語ることを聖霊に禁じられたので、ビティニア州に行こうとしたがイエスの霊が許さなかった。その後トロアスでマケドニア人の幻を見て、神の導きと確信して従った。ヨーロッパへの宣教の始まりである。
  フィリピでの初穂と投獄:11〜24
 マケドニア州の都市フィリピで、神をあがめるリディアという婦人と家族が洗礼を受けた。ヨーロッパ伝道の初穂である。さらに、占いの霊に取りつかれている女奴隷を悪霊から解放した。このことが女奴隷の主人たちの怒りとなり、パウロとシラスは弁明の機会を与えられずに捕えられ鞭打たれて投獄された。
  獄屋の中の礼拝:25〜34
 パウロとシラスは、聖霊の導きによってマケドニアに来たのに理不尽な状況におかされ悔しさや恐れや不安があるはずなのに、賛美と祈りを奉げた。一筋の光も入らない暗闇の獄屋の中にあって彼らの心は闇に閉ざされることなく、キリストにあって抱いている喜びと平安と全き信頼が賛美となった。獄屋が天の礼拝の場となったのである。このパウロたちの姿は囚人たちに影響を与えた。そして突然の大地震で非常事態になり自害しようとした看守はパウロたちに救いを求めた。そして主の言葉を信じて家族の者と洗礼を受けた。絶望と思える暗闇の中でも万事を益となして下さる神が共におられるのである。