2018. 4. 8
「恐れからの解放」
使徒言行録  18章1〜11節
小 菅  剛  牧師
 パウロは第二回伝道旅行で小アジアからヨーロッパに入り、ピりピ→テサロニケ→ベレア→アテネ→コリントに来た。コリントは、地中海東西を結ぶコリント運河(ネロ皇帝によって造られた)で港町、商業貿易の大都市として栄えた。古代三大建築様式であるドウリア式、イオニア式に続いてコリント様式(柱頭にアカンサスの葉、華麗な柱)を生み建築も盛んであった。オリンピックに次ぐコリント地峡大競技大会でスポーツも盛ん、アテネから64キロ離れて学問も盛んであった。しかし、丘にアポロンの神殿があり、当時1000名の巫女(売春婦)がいて、性道徳が堕落し「コリントに行きたいが金はなし」とか「コリント風」とは放蕩夜遊びを意味していた。パウロは1年半(:11)滞在してコリント教会が誕生した。
  1、パウロの恐れ:1〜8
 9節からパウロはコリント来た時に恐れがあった(1コリント2:1)。ユダヤ人のこれまでの反対に恐れなかったのにここでは恐れている。ピリピでテサロニケでベレアで迫害され、アテネ伝道で苦い経験(18章)、生活の困難(:3)、伝道の妨害(:6,12〜16)などが重なり恐れを抱いた。聖霊の人も恐れを経験する。ただ恐れて逃げるか、逃げないで進んでいくかの違いである。
  2、恐れからの解放:9
(1)神は、人の心をご存知である。力強く証ししながらも(:5)心に恐れがあった。神はパウロに「わたしがあなたと共にいる」と恐れを解放される。恐れは信仰を弱らせ、共におられるイエスを見失わせる。問題が心を占める時人は恐れる。神はモーセに、ヨシュアに「共にいる」と語られる。主の臨在は平安の道である。
(2)神の守りが再び約束される。聞き続ける必要ある。
(3)この町にはわたしの民がいる。希望が勇気づける。現実よりも神の言葉と約束に立つのが信仰者である。