2019. 6.23
「誓ったことは果たせ」 
コヘレトの言葉  4章17〜5章6節
小 菅  剛  牧師
  「コヘレト」とは集会を導くものの意味です。コヘレトをルッターは「説教者」と訳しましたので、前の訳は「伝道の書」(伝道者の書)と呼ばれています。ソロモンが背教したのち、晩年信仰に立ち帰った時の書とも言われてきました。決定的な事は不明です。今日の個所は、神に近づき神に礼拝を捧げる心得と言える箇所です。
  1、神の前に言葉を慎むように
 「神の前に・・・言葉数を少なくせよ」(5:1)とあります。第一に、礼拝は、供え物(人間の側の行為や祈りや言葉)よりも神が語られることを聞き、従うことが大切だからです(4:17、サムエル15:22)。礼拝の沈黙は神への健全な姿勢、敬虔(神を敬い、畏れること、創造者に対する被造物の正しい姿)です。祈りを含めて言葉が多く饒舌になることを慎むようにと教えられます。
  2、神の前に誓いを慎むように
 信仰者は、急務の救いの為に神に誓いをします。エフタ(士師11:31)、サウル(サムエル上14:24)は戦に誓い、ヤコブは、兄エソウから逃げて野宿したとき、神が夢に現れ興奮して誓っています。ペテロは、誓ってイエスを否認します(マタイ26:74)。聖書は、まがい物の宗教、口先の宗教、言葉遊びの宗教などを嫌っておられる。
  3、神は信仰者の誠実さを求めておられる
 神に誓ったなら果たせ、遅らせてはならない。誓いを果たさないなら誓わない方が良いとあります。イエスも山上の説教で「一切誓ってはならない」(マタイ5:34)と言われました。サムエルの母ハンナは、誓いましたが、その誓ったように息子サムエルをエリに捧げました。洗礼や結婚式で誓いをします。神は、誠実を求めておられるのです。言葉よりも行動による誠実を求めておられます。あなたは誓ったことがあるでしょうか。もしあるならば、それを果たしましょう。それから神に礼拝です。