2019. 9. 8
「喜びの中で〜一人がひとりを〜」 
ヨハネによる福音書  1章35〜51節
小 菅 剛 牧師
 日露戦争(1904〜1905年)でアメリカが仲介してイギリスの南部にあるポーツマスで講和条約(1905年9月5日)が日本とロシアで結ばれた。軍艦港である。その町に、トマス・ホグベンという牧師がいた。ポーツマス港は世界の軍艦を迎えて万国海軍観覧式が1902年8月行われた。ホグベン牧師は、世界から詰まった軍人の中でクリスチャンを見つけて、新約聖書を他の軍人や人々に配布するように呼び掛けた。ここに「一人がひとりを運動」がホグベンによって始められた。日本伝道隊のパジェット・ウイルックスも参加して一人がひとりをと伝道した。ウイルクスは、7回来日し20年伝道、「一人がひとりを」を日本にもたらした伝道者であった。『救霊の動力』は個人伝道の教科書、同著『イエスの個人伝道』とセットで用いられてきた。
 聖書に「一人がひとりを」のモデルは今日のテキストに見ることができる。
  1、弟アンデレが兄ペテロ(シモン)を:35〜42
 バプテスマのヨハネの弟子であった二人は、一晩イエスと過ごした。「二人のうちの一人は」から、アンデレは兄シモンを、弟ヨハネは兄ヤコブをイエスに連れて来た。家族伝道は、難しいが神は「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われる」(使徒16:33)と約束しておられる。忍耐と希望を持とう。
  2、イエスはフィリポを:43〜44
 群衆に語られた説教は人々に感動を与えた(マタイ7:28)が、イエスの個人伝道は人に救いを与えた。
  3、フィリポはナタナエルを:45〜51
 二人の関係は友だちであった。友だち伝道は日本宣教の鍵である。フィリポは未熟であったが、熱心がナタナエルを動かした。秋の特伝に一人がひとりに取り組もう。