2019. 9.29
「近づいてくださる主」 
ルカによる福音書  24章13〜32節
高 橋 頼 男 師
 復活の主は、エマオに向かう2人の弟子に近づき、一緒に歩いて行かれました。彼らは主を見失い、失望と落胆の思いを深くし、不信の心で歩んでいました。しかし、この日、復活の主との出会いが二人を一変させます。この変化の過程に注目しましょう。
  1、近づき一緒に歩いてくださる(15)
 復活により、「主が信仰者と共に歩まれる世界」が永遠、確実にされました。(マタイ28:20)。私たちも途方に暮れ、暗い顔で立ち止まることがあります。主の十字架や復活の問題ではなく、生活上のこと、人間関係や仕事、自分の将来、また育児、就職、結婚、病気、老後等々、いろんな不安や心配事で心暗く立ち止まるのです。しかし、そんな私たちに、主はご自分から寄り添って一緒に歩き話しかけ「あなたの問題は何か、それを私に話さないか」と問いかけてくださいます。主はご聖霊(パラ・クレートス)なるお方として、今も私たちと共に歩んでくださいます。
  2、みことばを聞き、心を燃やしてくださる(32)
 この日、二人は復活の知らせを聞いていました。主は、「ああ、もの分りが悪く、心が鈍く」(25)と嘆かれつつ、手を取るように聖書を開き導かれました。その時、彼らの「心は燃えていた」(32)のです。「心が燃える」とは、主が生きておられることがわかることです。
  3、親しい交わりで目が開かれる(30,31)
 無理に願ったので、主は彼らと共に宿り、食卓に着かれました。主が裂かれたパンに与った時、彼らは「ああ主だ」と分かりました。この主の食卓は今日の聖餐です。「わたしはその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。」(黙3:20)。両方が互いに向き合い食卓を囲む交わりを、主との親しい霊の交わりに例えられました。主は親しい交わりの中ででご自分を現れ、私たちを一新されます。