2019.12. 8
「世に打ち勝つ」 
ヨハネの手紙一  5章1〜5節
小 菅 香 世 子 師
  1.イエスをメシアと信じる
 「イエスはメシア」これは最もシンプルな信仰告白です。「イエスはキリスト」「イエスは救い主」ということです。1節の信じるは現在形で記されています。今信じ、そして信じ続けている者たちは「神から生まれた者」です。生まれたは完了形でしるされています。彼らは霊的な誕生日を持っているのです。また、そのような者は「罪を犯しません」「罪を犯すことができません」(3:9)ときっぱり言われています。イエスを信じていつもイエスの内にいるからです。(3:6)イエスによってもたらされる救いはこのような魂の救いです。
  2.ここで示されたのは愛
 神から生まれた者は生んでくださった方を知ります。「神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。」(4:10)わたしたちが「神から生まれる」ために御子の犠牲がありました。ここにわが子までも犠牲にする神の深い愛があります。神の愛を知った者は神を愛します。その神の愛の中にいる者たちはその方から生まれた者たちを愛します。神の家族です。そして、神を愛する者は神の言われることを行います。
  3.世に打ち勝つ勝利
 私たちの心のどこかに小さなことでもいいから「勝ち組」になりたい思いというのがあります。聖書はこの世の価値観とは全く違う「勝ち」を記しています。この世とはサタンが支配している世界のことを言います。そこにあるのは「肉の欲、目の欲、生活のおごり」(2:16)とあり、これらに対する「勝ち」を言うのです。それは、イエスをメシアと信じ、神から生まれ、神の愛に生きる者に与えられる「勝ち」なのです。今年の羊ケ丘教会の標語は「今こそ次世代の宣教と信仰継承」でした。継承してきた信仰は、神が共にいてくださるという臨在信仰であり、それは世に打ち勝つ信仰でありました。教会の第一世代の先輩たちはまさにこの信仰を証しました。