2020. 1.19
「互いに愛し合いなさい」 
ヨハネによる福音書  15章11~17節
小 菅 剛 牧師
 イエスの説教は大きく三つあります。山上の説教(マタイ5~7章)、オリーブ山説教(マタイ24~25章)、最後の晩餐での説教(ヨハネ13~⒘章)です。最後の晩餐の説教は使徒たちに語っておられます。説教の主な内容は聖霊についてと「互いに愛し合う」ことでした。
  1、17節の互いとは誰を指しているでしょうか
 互いにとは前の16節の「あなたがた」です。ですから、イエスは「あなたがた」と言われる弟子たち同士、兄弟姉妹を指して言われたのです。わたしたちは、すべての人を入れて互いに愛し合いなさいと読んでしまいます。確かに「敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:43)、隣りで苦しむすべての人であることを良きサマリヤ人(ルカ10:29~37)などから学びます。ナイチンゲールのように敵味方なく傷ついているすべての人を愛する(博愛主義)ことを互いに愛し合うことから理解する場合があります。
 しかし、イエスの「互いに愛し合う」とは弟子たち同士、教会人の兄弟姉妹を指して言われました。「目に見える自分のきょうだい(新しい訳はあえて兄弟でなく、きょうだいになっています。それは、教会の兄弟姉妹を指す場合きょうだいとしました)を愛さないものは、目に見えない神を愛することはできないからです」(ヨハネ一4章20節。「神から生まれた者・・・その方から生まれた者を愛します」(ヨハネ一5:1)。イエスは、互いに愛し合いなさいと言われたのは、キリスト者同士を言われたのです。まずキリスト者同士互いに愛しましょう。
  2、その秘訣
 互いに愛する秘訣はイエスの愛です。イエスはあなたを喜び(11)、あなたを愛して命を捨て(13)、ふさわしくないあなたを選ばれました(16)。イエスの愛にとどまる人(:9,10)は、互いに愛し合うのです。